にわかポケ勢のメモ帳

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【SVシーズン10シングル使用構築】サケブシッポ超えてホエルシッポ超えてハゼルシッポ【最高レート1999/最終650位 レート1924】

はじめに

アローラ( •̀ᴗ•́ )/
今回は、SVシーズン10のランクバトル シングルバトルで使用した構築を紹介します。

ちょっと悔しい結果になってしまいましたが、恐らく今後2度と無いレギュレーションだと思うので今期も書きました。

良かったら最後まで読んで頂けると嬉しいです。

↓こちらが使用した並びとなります。

構築経緯

DLC解禁前の環境では、シーズン9で結果を残した人のレンタルパーティを色々試していた。しかしDLC解禁後はガラッと環境が変化しており、約半月という短い期間ではサイクル構築やスタンパを使用してレートを上げるのは厳しいと感じた為、試合毎に立ち回り方をそこまで変えずに戦うことの出来そうな「ステルスロック+襷イダイトウ」を軸にしようと考えた。

ステルスロック要員としてはディンルーやカバルドン等優秀なポケモンが数多く存在するが、DLC解禁後の技リストを眺めていたところ、電磁波とステルスロックを撒きつつ、新技のミストバーストによる自主退場&ほえるによる身代わり対策や起点回避ができるようになったサケブシッポが面白そうに感じ、周りでも強そうだという話を聞いた為、このポケモン襷イダイトウ♂を軸として採用。

②せっかくのDLC後一発目の環境の為、新ポケモンである竈の面オーガポンを採用。(単に使いたいからというのもあるが、サケブシッポと縦の相性も良さそうだったので採用しました)

③サケブシッポの麻痺から繋ぐことができ、サケブシッポを選出出来ない場合に選出して代わりに麻痺による起点を作ったり、挑発で相手の起点作りを上から阻害できる耐久振りの電磁波ブーストエナジーハバタクカミを採用。

④麻痺の一貫を切りつつ、こちらのサケブシッポやハバタクカミが不利を取りがちなサーフゴーを倒すことができ、中途半端な耐久のポケモンを根こそぎ薙ぎ倒すことが可能な鉢巻ガブリアスを採用。

⑤イダイトウ・オーガポン・ガブリアスの3体では、キョジオーン絡みのパーティやチオンジェン入りのサイクルを崩すのが難しいと感じたため、考慮されにくいところからこれらの並びを崩せるポケモンを探した。

色々構築記事や配信(アーカイブ含む)を漁っていたところ、配信者のべてらんさんが使用していた格闘テラス+身代わり瞑想CSクレセリアが条件にピッタリ合っていたため、このポケモンを採用して構築が完成した。

 

コンセプト

・初手で麻痺+ステロを撒きながら適当なタイミングで自主退場し、裏のアタッカーを通す。
・麻痺が通りにくい場合やサーフゴーが初手に来そうな場合は、初手でひたすら殴り、裏のポケモンで残りを削りきる。

 

個体紹介

サケブシッポ@メンタルハーブ
テラスタイプ:ノーマル
特性:こだいかっせい

性格:おくびょう
実数値:222-x-120-85-135-179
努力値: H252 B4 S252
技:ミストバースト/ステルスロック/でんじは/ほえる

調整意図
HS:極振り
B:余り

起点作り要員。DLCの新技によって密かに強化された補助技のスペシャリスト。初手に出し、電磁波→ステロを撒いた後、余裕があれば吠える連打で場を乱しながら、適当なタイミングでミストバーストで自主退場し、裏に繋ぐのが基本的な動き。

相手の初手ハバタクカミに挑発を撃たれる展開が多かったが、メンタルハーブのおかげで電磁波を外さなければ麻痺とステロをそのまま撒くことができる。また、H振りだけでも非常に耐久が高く、仮に相手が眼鏡持ちであったとしてもそこそこいい乱数でシャドーボールを耐えられるのであまり腐ることがなかった。

天敵のサーフゴーやジバコイルには相変わらず何も出来ないが、DLC前と比べて明らかに使い勝手が向上しているため、もっと使用率が上がってもおかしくないポケモンだと思う。

テラスタイプは、弱点のゴースト技を空かすことができるノーマル。最終日に2回だけ切った。

最速だと、オーガポンより素早さ実数値が僅かに1高い点も偉い。


オーガポン@かまどのめん
テラスタイプ:ほのお
特性:かたやぶり→おもかげやどし(登場時攻撃1段階上昇)
性格:ようき
実数値:155-172-105-x-116-178
努力値: A252 D4 S252
技:ツタこんぼう/くさわけ/ウッドホーン/みがわり
調整意図
AS:特化
D:余り

シーズン10で突如解禁された新ポケモン。基本的には初手のポケモンで荒らした後に死に出しし、草分けの起点にしたりテラスを切って雑に殴ったりしていた。

採用した当初は剣舞を採用していたが、中々積めるタイミングが無かったのと、テラスを切ることで攻撃を上げられるようになるため、上から殴れる機会を増やせる草分けと欠伸や電磁波を空かせる身代わりを採用。

それなりに活躍はしてくれたが、耐久が心許なく感じる場面が多々あったため、もう少し調整しても良かったかもしれない。

 

イダイトウ(オス)@きあいのタスキ

テラスタイプ:ゴースト
特性:てきおうりょく
性格:いじっぱり
実数値:195-180-85-x-96-130
努力値:A252 D4 S252
技:おはかまいり/たきのぼり/アクアジェット/こうそくいどう
調整意図
AS:極振り
D:余り

ストッパー兼フィニッシャー。火力アップアイテム無しで規格外の火力を叩き出す怪魚。ほぼ毎試合2~3番手に選出していた。環境のメタが進んだ影響で終盤はかなり対策されているように感じたが、それでも半端な耐久のポケモンはステロ+威力150のお墓参りで粉砕できることが多く、かなりの勝利に貢献してくれた。

ラスト1体に出す関係上あまりテラスタルは切らなかったが、お墓参りの火力を少しでも上げられるようにゴーストで採用。トドロクツキや悪ウーラオスを返り討ちにできるフェアリーや、ミミッキュの影打ちを空かせるノーマル等でも良かった気はする。

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー

テラスタイプ:みず
特性:こだいかっせい
性格:ずぶとい
実数値:162-x-117-155-155-156
努力値:H252 B252 S4
技:ムーンフォース/たたりめ/でんじは/ちょうはつ
調整意図
HB:特化
S:余り

初手に出すか、サケブシッポから繋ぐ特殊アタッカー兼麻痺撒き要員。シーズンの途中から流行っていると聞いて真似して採用していたが、雑に強かった。

相手の初手のステロ撒きを阻止するために挑発を採用。ステロ以外でも、カイリューの竜舞等の積み技も妨害できるので役立つ場面は多かった。

ラスタルは水ウーラオスやパオジアンのメインウェポンを無理やり受けられる水を選択した。

ガブリアス@こだわりハチマキ

テラスタイプ:フェアリー
特性:さめはだ
性格:ようき
実数値:183-182-115-x-106-169
努力値: A252 D4 S252
技:げきりん/じしん/アイアンヘッド/テラバースト
調整意図
AS:極振り
D:余り

大正義ポケモン。サケブシッポやハバタクカミが初手に出しづらそうな場合に選出し、対面でひたすら殴り圧をかけていく。DLCでスケイルショットが追加された影響や、イダイトウと組んでいるガブリアスは起点作りのイメージを持つ人が多いおかげか、今期は鉢巻が刺さる場面が多かったように感じた。特に相手のサーフゴーが何故か居座ってくることが多く、初手地震で一撃で粉砕してイージーウィンを貰えた試合もいくつかあった。
テラスタイプは耐性変化やテラバーストでの打点が優秀なフェアリー。構築全体で悪ウーラオスが重めのため、切る機会は多い。

非常に頼りになるポケモンではあるが、こちらの技が通らない対面で引かなければならない場合に安定した交代先があまりおらず、そのせいで立ち回りがやや窮屈になってしまったのが反省点。

 

クレセリア@たべのこし

テラスタイプ:かくとう
特性:ふゆう
性格:おくびょう
実数値:195-x-131-127-140-150
努力値:B4 C252 S252
技:サイコキネシス/テラバースト/みがわり/めいそう
調整意図
CS:極振り&最速
B:余り
(この型は、配信者のべてらんさんが使用していたものを参考にさせて頂きました)

地雷枠&受け崩し。チオンジェン+ドヒドイデやキョジオーン+イーユイといった低速ポケモンが軸の並びを、見えないところから一体で崩すことができる点が強力。このポケモンを入れたおかげで、キョジオーンを選出された試合で詰まされて負ける試合をかなり減らすことができた。特性が浮遊であるため、低速高耐久サイクルによく用いられるどくびしを無効化できる点も◎。

従来のクレセリアと比べて耐久があまり高くない点と、相手の裏にカイリューやオーガポンがいる場合、身代わりや瞑想読みで交代されてアンコールを撃たれることに注意しなければならないため立ち回りが難しいと感じる場面もややあったが、それを差し引いても使いやすいポケモンだった。

 

選出パターン

(多かったもののみ)

++
1番多かったパターン。初手サケブシッポで荒らし、死に出しオーガポンで殴る。削りきれなかった相手は、ラス1イダイトウで一掃を狙う。

+サケブシッポ以外のどれか+
相手のPTに霊獣ランドロスがいる場合は初手に出されることが多く、鉢巻持ちだとサケブシッポでは仕事がしづらいため、初手ハバタクカミで無理やり削って裏に託していた。が、終盤はチョッキランドロスが増えていたためこの選出パターンは間違いだった気がする…。


++@1

相手がサーフゴー、ジバコイルハッサム等を初手に選出してきそうな場合はガブリアスで圧をかけ、裏で削り切ることを狙う。

その他、キョジオーン絡みや、チオンジェン+ドヒドイデ等のサイクルが相手の場合は、裏には絶対選出するようにしていた。

 

苦手な相手

悪ウーラオス
こちらがラスト1体にイダイトウを選出することが多い関係上、ラスト1体に出されるとかなり厳しい。見せ合いの時点では水と悪どちらか判別できないのも厄介。

霊獣ランドロス
こちらの電磁波展開が通らず、初手から高火力で負荷をかけてくるためキツい相手。
ハバタクカミで応戦することもあったが、終盤はチョッキ持ちが増加しており、苦戦を強いられた。

トドロクツキ

こちらのポケモンが不利を取ることが多いだけでなく、ブーストエナジー+竜舞や、初手からのスカーフ・鉢巻による奇襲と、型やテラスタイプが読みづらく苦戦した。
数が少なければ無視できていたが、最終日にかなり増えていたため非常に辛かった。

カイリュー@あつぞこブーツ
カイリュー対策をステロに依存していたため、あつぞこブーツで無効化されるとかなり厳しい。途中まではほとんど見なかったが、終盤になるにつれて一気に増えた印象。

結果

メインロム TN:ブラック 最高286位 レート1999/最終650位 レート1924

 

(記念写真)

最後に

月半ばで、DLC配信後に使用可能ポケモンが大幅に増えるという魔のレギュレーションでしたが、なんとか最終3桁は達成できました。ですが、今期はちょっと悔しい気持ちが大きいです…。
この構築はDLC後の環境でレート1800半ばから使い始め、1900〜2000チャレンジのところまではかなりスムーズに上げることができました。しかしそこからガクンと勝てなくなり、3回目くらいの2000チャレンジでようやく勝てたと思ったら1999でギリギリ1足りず、そこから連敗して心が折れて体力も尽きたため撤退しました。
やはり、過去に某有名実況者が生み出した名言の通り「電磁波に頼るのは強者の翼ではない」のかもしれないですね…。
ですが、自分の周りではずっと4桁や5桁帯で苦しんでいた方が最終日にレート2000を達成できたり、リアルが忙しく中々対戦数を稼げていなかった方が最高レートを更新できたりと、努力して良い結果を残している人も数多くいたので、自分も負けていられないなと思いました。
レギュレーションE環境では本気で勝ちに行きます!

長くなりましたが、ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。