にわかポケ勢のメモ帳

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【SVシーズン16シングル使用構築】突貫パオイダイ【最終96位 最高/最終レート2112】

はじめに

アローラ( •̀ᴗ•́ )/
今回は、SVシーズン16のランクバトル シングルバトルで使用した構築を紹介します。
最終盤に突貫で組んだ構築なので長い目で見て強い構築かはかなり怪しいですが、自己最高記録を達成できたため、せっかくなので書いてみました。
良かったら見て頂けると嬉しいです。
↓こちらが使用した並びとなります。


※一応レンタルパーティあります(少なくともレギュレーションFの期間中は残っていると思います)

構築経緯

前期に引き続き、今期も使いたいと思っていた頑丈ブリジュラス+パオジアン+イバンのみイダイトウ♂の3体をベースとして、対面寄りの構築を組んだり、前期の上位構築のレンタルを回して序盤は色々試していた。
↓※前期の記事

schwarz5555.hatenablog.jp潜っているうちに、初手電磁波ハバタクカミ+剣舞orビルドアップ剣舞ウーラオス軸の並びとマッチングすることが多く感じたため、初手電気テラス電気玉コノヨザル+2番手電磁波祟り目ハバタクカミ+ラス1パワフルハーブ頑丈ブリジュラスを軸とした↓の構築を中盤~30日まで使用。
(一応これもレンタルあります)

最終日数日前に2ROM2000、片方は2040くらいまで上げることができたが、そこから突然ドオーやチオンジェン等のサイクルや、欠伸ガチグマ+積み展開、初手身代わり持ちでコノヨザルを対策してくる相手とマッチングすることが多くなり、思うように勝てず気が付けば片方のROMが100位代→3000位まで一瞬で溶けてしまっていた。
その後もひたすら1・2体入れ替えつつ潜っていたが、1000位代に戻すことが精一杯でそこから勝ちきれず、思い切ってそれまで軸としていたコノヨザルと、選出率が低かった悪ウーラオスを外すことを決意。ハバタクカミは使い勝手が良かったので続投した。代わりに圧倒的なクッション性能と型の匿名性を持ち、欠伸や月の光持ちのガチグマにも立ち回り次第で有利になれるゴツゴツメットノーマルテラスカイリューと、並の低火力受けサイクルを力でねじ伏せることができ、普通の特殊アタッカーとしても使えるシルクのスカーフガチグマを採用。
襷枠とステロ枠が無くなったため、パオジアンを電気テラスオボンゴーストテラス襷に変更し、かなり付け焼刃ではあるが構築が完成した。

コンセプト

・対面で殴り勝つ。
・単体性能と匿名性が高く、相手にテラスタルを強要させやすいポケモンを多く採用することで、単純な力負けを減らす。
・麻痺による素早さ操作や行動不能シナジーのあるポケモンを複数体採用し、あわよくば上振れも狙う。

個体紹介

ブリジュラス@パワフルハーブ
テラスタイプ
:
特性:がんじょう

性格:おくびょう
実数値:165-x-151-177-85-150
努力値:B4 C252 S252
技:ラスターカノン/りゅうせいぐん/エレクトロビーム/メテオビーム

調整意図
CS:特化&最速
B:余り
前期から続投している特殊アタッカー。前は拘り眼鏡で使用していたが、撃ち分けができない点や流星群に頼って1発外しで下振れることがやや不安だったため、今回はパワフルハーブ型で採用。テラス+エレクトロビームやメテオビームで1体倒し、後続のポケモンにC1段階上昇+テラス補正がかかったラスターカノンや流星群を叩き込めるのがとても使いやすかった。環境にいる水ウーラオスは遅めのものが多かったのも追い風。
最初は控えめの個体を使っていたが、ミラーで同速負けすることがあまりにも多かったので最終的には最速に変更した。
これによって体感上を取れることが多くなり、補正をかけなかったせいで火力が足りないと感じたことも無かったので正解だった気がする。
今期は耐久型の持久力ブリジュラスが増えており、自分も両方の特性を試していたが個人的には頑丈CS振りが好み。


パオジアン@きあいのタスキ
テラスタイプ:ゴースト
特性:わざわいのつるぎ
性格:いじっぱり
実数値:155-189-101-x-85-187
努力値:A252 B4 S252
技:つららおとし/うっぷんばらし/せいなるつるぎ/こおりのつぶて
調整意図
AS:特化&準速
B:余り
こちらも前期から続投している襷枠。鬱憤晴らしの性能が好みで今期も同じ技構成で使用していたが、今期はHBに厚いハバタクカミが多く、A特化にしても鬱憤晴らし+氷の礫でギリギリ削り切れないことが多かったため、悪技は追加効果込みでリーチを伸ばせて対面勝てる確率を上げられる噛み砕くでも良かったかもしれない。とはいえ初手でランドロスと対面した際に迷わず撃てたり、甘えるハバタクカミに高火力を押し付けられる鬱憤晴らしのお陰で拾った試合も多く、2100チャレンジの試合でこちらより速い甘えるハバタクカミを選出されたため、噛み砕くだったら勝てていなかった可能性が高いので一長一短。
シーズン途中までは電気テラス+剣舞オボン、襷で絶対零度と不意打ちを採用した型も使っていたが、最終的にはこれに落ち着いた。
電気テラス+オボンの場合はこのポケモンに優先してテラスタルを切らないと本領発揮できない点と行動保証がない点、襷+絶対零度の場合は受け崩しや、最後の手段として一か八かの博打も狙えるが、自分の性格上、勝てなくなった時に絶対零度を連打して沼にハマる可能性が高く、技範囲も狭いと感じた点が不安だったため没とした。ただ初手で水ウーラオスと対面して選出を誤った際に結構無茶な技選択をしなければならない時があったので襷+電気テラス等を試しても良かったかもしれない。


イダイトウ(オス)@イバンのみ
テラスタイプ:フェアリー
特性:てきおうりょく
性格:いじっぱり
実数値:195-180-114-x-95-102
努力値:A252 B228 S28
技:ウェーブタックル/おはかまいり/アクアジェット/こらえる
※調整はこちらの記事を参考にさせて頂きました。

ポケモンSV S15 最終111位 レート2108 神の子ブリジュラス展開 - kttsukihityannm’s blog

前期から続投しているポケモン(3体目)。今回は前期Hに割いていた分の努力値をSに回した。
これによってイバンが発動していない状態でも、遅めのカイリューを抜けたり、電磁波と組み合わせて上をとれる範囲が広がったのでとても使いやすかった。
終盤は正直あまり選出出来なかったが、チオンジェンやトドロクツキ等、明確にイダイトウに有利なポケモンの被選出率がかなり高く、選出誘導要員としても十分すぎるほど活躍してくれたと思う。
選出の機会は減ったものの、一定数いたアシレーヌ+ランドロス系統のサイクルにはお墓参りが一貫しやすかったため積極的に出していた。
個人的な感想になってしまうがSVからランクバトルで新たに解禁されたポケモンの中ではドドゲザン、サケブシッポと並んで性能と見た目共に好きなポケモンの1体であり、2100チャレンジの試合も最後にこのポケモンが決めてくれた。最高の相棒。

 

カイリュー@ゴツゴツメット
テラスタイプ:ノーマル
特性:マルチスケイル
性格:いじっぱり
実数値:197-204-116-x-121-101
努力値:H244 A252 B4 D4 S4
技:しんそく/じしん/アンコール/はねやすめ
ポケモンSVを象徴する最強の600族ドラゴン。このポケモンに関しては練度の低い自分があれこれ語るのは烏滸がましいので長くは書かないが、技選択をミスしなければ不利な状況からでも捲ることができ、改めてこのポケモンのスペックの高さを思い知った。後述のハバタクカミの電磁波とのシナジーも○。
このポケモンが唯一のクッション枠であり単体性能も高いため、選出に迷った時はとりあえず2番手以降に選出していた。


ハバタクカミ@ブーストエナジー
テラスタイプ:でんき
特性:こだいかっせい
性格:ずぶとい
実数値:157-x-117-156-156-160
努力値: H212 B252 C4 D4 S36
技:たたりめ/ムーンフォース/ちょうはつ/でんじは
調整意図
S:HBベースのハバタクカミミラー意識
HB:ほぼ特化
CD:余り
ポケモンSVを象徴する"神"。初手や2番手に選出して麻痺を撒くサポート要員兼特殊アタッカー。3枠目の技はランドロスへの打点を伸ばしたり襷潰し+S操作が同時に可能な凍える風や、ガチグマの火力を確実に削ぐことが出来るマジカルフレイム等も試していたが、最終的にはステロや欠伸展開、対策していないと面倒なドーブルバトンや受けループに抗えるよう、汎用性の高い挑発を採用。
テラスタイプは水と電気で悩んだが、電磁波ハバタクカミミラーで相手の電磁波をシャットアウトできる電気を選択した。
電磁波ハバタクカミは人によって非常に評価や好みが分かれるポケモンだが、過去に電磁波+威張る化身ボルトロスを好んで使っていた自分にとっては、こういったポケモンの方が性にあっているのかもしれない...。

ガチグマ(アカツキ)@シルクのスカーフ
テラスタイプ:ノーマル
特性:しんがん
性格:ひかえめ
実数値:207-x-141-198-86-92
努力値:H148 B4 C196 D4 S156
技:ブラッドムーン/ハイパーボイス/しんくうは/ちょうはつ
※調整はこちらの記事を参考にさせて頂きました。

【SVシングルs15最終26位】要塞ブリスタン - still dreamin'

ノーマル技の火力のみで受けサイクルを粉々にする崩し要員兼特殊アタッカー。技構成は一般的なシルクのスカーフガチグマと同じものを採用。受けループやチオンジェン、ディンルーやドオー等の低速ポケモンを真っ向から崩すことができたり、ガチグマミラーで上を取りやすい点や、テラスが残っている状態であれば相手のイダイトウ♂やパオジアンにも有利になれたりする点で、対面駒としても非常に扱いやすかった。
大地の力が無いため、テラスを切っていないキョジオーンの処理が難しいがそれ以上に真空波と挑発が便利だったので外すことはできなかった。

選出パターン

oror +どれか2体

対BIG6系統。パオジアンやガチグマを初手に投げた場合は初手水ウーラオスに明確に不利になるため、裏にカイリューかイダイトウかブリジュラスのどれかは極力置くようにしていた。
ディンルーがいる場合は取り巻きを見てガチグマから入ることもあった。

++oror

対受けループや受けサイクル選出。相手の初手グライオンにガチグマが毒を撒かれると面倒なので、ハバタクカミから入って挑発を撃つことが多かったが、普通に地震で殴ってくることもあったためムンフォ→祟り目を撃つこともあった。
ママンボウにはエレクトロビームが通るため、ブリジュラスを大事にすることを意識。その他、チオンジェン入りにはイダイトウは絶対選出しないように気を付けていた。
挑発持ち2枚+ガチグマがいるので普通の受けループなら余程上手いプレイングや地割れか追加効果等で捲られなければほぼ負けなかった。

・初手or+どれか2体

ランドロス入りサイクル選出。ランドロスに対してこちらのハバタクカミが明確に不利をとってしまうため、極力初手には出さない。
テツノカイナやタケルライコがいない構築にはイダイトウが通りやすいため、裏に積極的に選出していた。逆にそれらがいる場合はカイリューで対応が可能なのでカイリューを選出する。
カイリューのアンコールがうまく刺されば流せるとはいえ、物理アタッカー3枚選出で持久力ブリジュラスに詰まされてしまうと目も当てられないのでブリジュラスがいた場合はガチグマかブリジュラスは極力選出していた。

(その他臨機応変に 当たり前ではあるがイダイトウは初手に絶対置かない)

苦手な相手

フェアリーテラス瞑想+ドレインキッスハバタクカミ
他のポケモンで欠伸やステロを撒かれてから1度起点にされてしまうとそこから全抜きされてしまうことが多く、かなり苦戦を強いられた。
こちらのハバタクカミの電磁波を絡めたり、カイリューのノーマルテラス+アンコールで対処出来ることもあったがやや厳しい。 

電気テラスパンチグローブ+雷パンチ水ウーラオス
今回の構築はブリジュラスやイダイトウで水ウーラオスを対策することが多かったが、電気テラスだとエレクトロビームを半減されてイダイトウが一致で弱点を突かれるためややキツかった。カイリューのゴツメが機能しないのもかなり苦しい。

キョジオーン
崩し要員のガチグマがいるとはいえ大地の力を採用していないため、上手く噛み合うか先に相手にテラスタルを切らせないと、取り巻きやテラスタイプ次第で対処が難しい試合がいくつかあった。

結果

メインロム TN:ブラック 最高/最終96位 レート2112

サブロム TN:邪神アバター 最高レート2042/最終263位 レート2027

(記念写真。 みんなありがとう お疲れ様)

最後に

ORASのシーズン11辺りからシングルバトルを本格的に始め、思うように勝てないことや色々と理由をつけて長い間別のゲームに逃げていたりした時期もありましたが、やっと初の最終2桁&レート2100を達成することが出来ました...!
最終日に2050を超えた辺りから正直マッチングや試合中の運がかなり良かったのと、ポケモンの単体性能や試合数でのごり押しや噛み合いのお陰な気もしますが、今期は1日も欠かさず平日の仕事終わりと土日に最低1戦はランクマに潜り、2ROM合わせて600戦以上潜っていたのでようやく満足する結果が残せてとても嬉しい限りです。
ですが、これは自分1人だけの力ではなく、Twitter(現X)やMastodonで今まで関わって頂いているフォロワーの皆様や、過去作の頃シングルレートに潜っていて、SVになった今でもランクマの取り組み方について度々アドバイスをくれた友人のおかげでもあると思っています。本当にいくら感謝してもしきれません。
これからもランクマは続けていくつもりではありますし、これに満足せず今後もっと良い結果を残せるようになりたい気持ちもありますが、ひとまず4月はマスボに乗せたら別ゲーや色違い集め、5月からのレギュGの準備等をしながらゆっくり過ごそうと思います。
(と言いつつ終盤になったら今月も普通に潜っているかもしれませんが)

長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださった皆様、対戦してくださった皆様、そして関わって下さった皆様ありがとうございました!
それではまたいつか…。