はじめに
アローラ( •̀ᴗ•́ )/
今回は、SVシーズン1のランクバトル シングルバトルで使用した構築を紹介します。
新世代最初のシーズンということで何を使えば良いか全く分からず、色々配信等で情報を集めて手探りで組みました。良かったら見ていただければと思います。
今期は↓の並びを使用しました。
構築名の「どまんなか」は、剣盾の発売前に公式が発していた謎のキャッチコピー「きたぞ、ポケモンどまんなか!」からとりました。
意味はちょっとよく分からないですが割と好きな言葉です。
構築経緯
①まず始めに、シーズン中盤辺りで強そうに感じたフェアリーテラスタルオボンガブリアスを採用。
続いて、ステロ撒きと相性の良い、悪テラスくろいメガネドドゲザンを採用。この2体を軸にしようと考えた。
②ガブリアスが初手に出せない場合に、打ち合える範囲の広いアタッカーとして水のベールチョッキヘイラッシャを採用。
③特殊アタッカー兼搦め手対策枠として、トリック持ちの眼鏡サーフゴーを採用。
④なんとなく襷持ちのアタッカーが1体欲しかったので、襷催眠ゲンガーを採用。
⑤しっくりくる型が思いつかなかったが、地面を空かせるポケモンが欲しかったので鉢巻カイリューを採用してとりあえず構築が完成した。(④⑤の枠は割と安直に決めました)
コンセプト
①初手でステロを撒きつつ荒らし、裏ので削り、で詰める。
②複数体の600族ドラゴンやジバコイル等を採用している相手には初手で圧をかけ、裏からのステロを展開し、最後にで詰める。
③上記の選出ができない場合は刺さりの良いポケモンを3体出して対面で殴っていく。
④交代されそうな場面や、低火力の受けポケモンと対面した場面では一撃技を積極的に使用して崩しを狙う。
(仮にテラスタルでタイプを変えられても、一撃で倒せば関係ないので)
個体紹介
ガブリアス@オボンのみ
テラスタイプ:フェアリー
特性:さめはだ
性格:いじっぱり
実数値:215-187-115-x-105-135
努力値:H252 A156 S100
調整意図
H:特化
A:余り
S:最速キノガッサ抜き
環境トップに返り咲いた600族の王。今回は中盤以降流行していたオボンガブリアスを真似して採用。ステロ展開+ドラテによる流し+単純なアタッカーとしての役割を1体でこなすことが出来るのが非常に強かった。
また、テラスタルによる耐性変化+テラバーストによるフェアリー打点も強力で、初手のコノヨザルやドラゴンテラスドラパルト等を大きく削ることができる点でも良い。
一方で、流行していたこともあってか終盤は読まれやすくなっており、初手鋼テラスサザンドラにラスターカノンをノータイムで撃たれて出落ちしてしまったり、急増していた地面テラス鉢巻ガブリアスに上から地震2発で突破されてしまったりと、無闇に初手に出せない試合も多かった。
この型のガブリアス自体は感触が良かったので、今後もアレンジしつつ使っていきたい。
ヘイラッシャ@とつげきチョッキ
テラスタイプ:じめん
特性:みずのベール
性格:いじっぱり
実数値:225-167-135-x-117-56
努力値: A252 D252 S4
技:アクアブレイク/ゆきなだれ/じしん/じわれ
調整意図
AD:極振り
S:余り&同族意識(ヘイラッシャミラーで上から動きたいため)
地雷ポケモン。ガブリアスが初手に出しにくい場合に初手に出して奇襲をかけたり、初手ガブリアスが落とされた後に死に出しして荒らしていくことが多かった。
ヘイラッシャの夢特性「みずのベール」は天然と比べてマイナーだが、やけど状態にならないという物理アタッカーと相性の良い効果があり、鬼火を撒いてくるドラパルト、炎の体ウルガモス等をカモにできる点が強力。また、積み技を止められない代わりにACのランク下降を無視しないため、サザンドラ等に流星群を連打されても受け切ることができる。
技構成は使いやすい物理技3つと、ヘイラッシャの代名詞(?)とも言える地割れを採用。微妙に火力が足りないので、HP管理が難しくなるが水技はウェーブタックルでも良かったかもしれない(アクアブレイクでは耐久に振ったウルガモスやヒートロトムすら一撃で倒せない)
あまり積極的にテラスタルを切った試合はないが、地面タイプになればジバコイルやハラバリーのボルチェンを封じつつ、地震で刈り取ることができる。
地割れは相手のクレベース、浮いているポケモンを除く物理受けへの交代があり得る場面、低火力ポケモンが居座ってきそうな場面(特にヘイラッシャミラー等)、羽休めされそうな場面では積極的に撃っていた。
普通の天然HBの物理受け+欠伸型と異なり、鉢巻ガブリアスやセグレイブなどの高火力物理アタッカーに押し切られがちなのが若干つらかったが、そこを除けばかなり使い勝手の良いポケモン。
ドドゲザン@くろいメガネ
テラスタイプ:あく
特性:そうだいしょう
性格:いじっぱり
実数値:175-205-140-x-106-102
努力値:A252 D4 S252
技:ドゲザン/けたぐり/ふいうち/ハサミギロチン
調整意図
AS:極振り&準速
D:余り
終盤の掃除役。ガブリアス+他の誰かで削ったあとラス1で出し、一掃を狙うことが多かった。総大将(2体瀕死)+黒い眼鏡+悪テラスドゲザンor不意打ちで、ステロで削れた多くのポケモンを2発以内で倒すことができる点が強力。
環境初期ではHAぶっぱ、中盤は無振りアーマーガア抜きの個体を使用し、終盤は準速の個体が増えていると聞いたので真似して使っていたが、結果的に上から殴れることが多くなったので良かった。
けたぐりはドドゲザンミラー以外ではほぼ撃たないが、ミラーでは結構居座られる場面が多かったので搭載して役に立った試合はそれなりにあった。アイへが無いせいで困った試合はそこまで無い。
ギロチンは物理受けに対してや交代読みで撃つことが多かったが、アーマーガアに退かれた時等、今思えばちゃんとダメージ計算していればドゲザン連打で済んだ場面も多々あった気がする。
余談だが、新ポケモンの中で個人的に1番見た目が好き(土下座している時やレッツゴーの時はダサいけど)なので、今期は絶対に使いたいと思っていた。
電磁波やステロやメタルバースト、剣舞等、技が豊富で意外と器用なポケモンでもあるので、今後も色々試したい。
サーフゴー@こだわりメガネ
テラスタイプ:ひこう
特性:おうごんのからだ
性格:おくびょう
実数値:163-59-115-185-111-149(A個体値3のものを使用。A0個体がいるならそっちの方が絶対良いです)
努力値:H4 C252 S252
調整意図
CS:極振り&最速
H:余り
特殊アタッカー兼搦め手対策。欠伸ループや電磁波といった面倒な補助技をシャットアウトしつつ、通りの良い高火力の特殊技で負荷をかけることができる点が非常に強力。
技構成は高火力の3つと、受け枠を機能停止させるトリックを採用。気合玉はドドゲザンやブラッキー、テラスタルによって格闘が弱点になった相手に撃つ。フェアリーテラスタルのポケモンが環境に増えていた影響で、ゴールドラッシュの通りが良くなっていたのも追い風だった。
受けループに対しては、ハピナスにトリックを撃つだけではそこまで有利になるわけでもなく、クレベースにヘイラッシャやドドゲザンの一撃技も無効化されてしまうため、自己再生や悪巧みを入れてもよかったかもしれない。
ガブリアス等の地面技を空かして返り討ちにするためにテラスタイプを飛行にしていたが、テラスタルを切って有効に働いた試合も割と多かったのでこの点は良かった。
入手難度が異常なまでに高いことを除けば最高のポケモン。
ゲンガー@きあいのタスキ
テラスタイプ:フェアリー
特性:のろわれボディ
性格:おくびょう
実数値:135-x-80-182-96-178
努力値:H4 C252 S252
調整意図
CS:極振り
H:余り
6世代からおなじみの襷催眠ゲンガー。技範囲の広さやSの高さと、構築単位で重めなマスカーニャや鉢巻マリルリに申し訳程度に撃ち合える点、のろわれボディや催眠によって最後まで勝ち筋を拾える点を評価して採用した。
テラスタイプをフェアリーにしているのはドラパルトのドラゴンアローで出落ちしてしまうのを防ぐためだが、滅多にテラスタルは切らない。
また、襷枠ではあるが、初手で催眠を撃たざるを得ない対面となってしまった場合に外すと一気に不利になってしまうためほとんど初手には出せず、死に出しで出すことが多かった。
改めて上位の方のゲンガー入りの構築記事を見ていたところ、道連れ+アンコールや凍える風により初手性能を上げている方が多かったので、汎用性を上げるなら間違いなくそちらを使うべきだった。
カイリュー@こだわりハチマキ
テラスタイプ:ノーマル
特性:マルチスケイル
性格:いじっぱり
実数値:197-204-115-x-120-102
努力値:H244 A252 S12
調整意図
HA:ほぼ特化
S:余り+4振り同族抜き
地面の一貫を切る枠。環境初期の頃はノーマルテラスタル+神速が強く、組み始めたばかりの頃は時々選出していたが、終盤はほとんど選出できていない。
終盤はゴツメ+炎の渦の型や竜舞を搭載した型が流行しており、使われた時も苦戦していたためそちらも試すべきだったかもしれない。
選出パターン
多かったものだけ。カイリューはほとんど選出していない。
+oror +
基本選出。初手ガブリアスでステロ+ドラテで荒らし、落とされたら裏のポケモンで更に削りを入れる。倒しきれないポケモンはドドゲザンで詰める。
2体目に出すポケモンはそのままヘイラッシャ>サーフゴー>ゲンガーの順で選出率が高かった。
++
ガブリアスが初手に出しづらそうな場合は、ヘイラッシャで荒らしてからガブリアスでステロを展開、ラストドドゲザンで詰める。
+通りが良さそうな2体
初手ガブリアスを出されそうな場合はサーフゴーから入り、テラスタルを切って崩していく。
苦手な相手
テラスタイプによるが弱点を突きづらく、催眠も無効化されてしまい、ドドゲザンとヘイラッシャにしおづけの定数ダメージが2倍入ってしまうので厳しい。身代わりを貼られると目も当てられない。
今回はキョジオーンのみを挙げたが、他の物理受けポケモンも身代わりを搭載されていたら処理に困りそうな場面が多かった。(一撃技に頼っていた弊害)
@鉢巻
PTの大半が対面で殴り負けてしまうため、飛行サーフゴーやゲンガーで処理したり、削りを入れてドドゲザンで処理できないと結構辛い。
単純なアタッカーややどみが等型が多く、テラスタイプも多種多様なため読みにくい。特にやどみがとスカーフ持ちに苦戦した。
ムラっけ
あまりにも警戒を怠っていて、選出された試合はほぼ負けていた。
キャラランクが低くて環境に少ないポケモンでも油断してはいけないという良い例かもしれない。
単体ならどうにでもなるが、受け回されるとかなりキツい。基本的に厚底ブーツを持っているため、ステロが入らないのも向かい風。
結果
※内部レートが公開されたので追記しました。
メインロム TN:ブラック 最高340位/最終481位 レート2175
サブロム TN:増田順一AI 最高430位/最終739位 レート2145
(サブロムのTN「だけ」は強いと思っていましたが、中身のプレイヤーの実力があまりにも足りていませんでした。もっと精進します)
(記念写真)
最後に
剣盾のシーズン1の時は4桁半ばで停滞して終わってしまいましたが、今作はなんとか2ROM3桁順位&恐らく内部レート2000の圏内に到達することができました。少しホッとしています。
ただ、他の上位の人の同じポケモンを採用した構築記事を見ていると、道連れ+アンコールゲンガー、剣舞や電磁波+ステロのドドゲザン等、堅実な構成のものを使用している方や、しっかり強い型の選出しやすそうなカイリューを採用している方が多く、この辺りはもう少しちゃんと考えるべきだったな…と思いました。
シーズン2は期間が短いので不安ですが、色々他のポケモンも試しつつ引き続き取り組んでいければと思います。
拙い記事ですがここまで読んでいただきありがとうございました。