はじめに
アローラ( •̀ᴗ•́ )/
今回は、SVシーズン24のランクバトル シングルバトルで使用した構築を紹介します。
最終レートはそこまで高くはないですがそこそこの順位に残ることはできたので、せっかくなので書いてみました。
良かったら見て頂けると嬉しいです。
↓こちらが使用した並びとなります。
※一応レンタルパーティあります(枠の都合等で予告なく消す場合もあります)
構築経緯
①シーズン22・23と同様、自分が個人的にある程度使い慣れていると感じており、使い勝手も良かったチョッキアカツキガチグマ&パワフルハーブブリジュラス&襷オオニューラの3体を続投。残り3枠は、技構成やテラスタイプを定期的に変えつつも、シーズン序盤~中盤までシーズン23と同様の3体(カイリュー、コノヨザル、イダイトウ)を採用していた。
※以下、前期の構築記事のリンクとなります。
【SVシーズン23シングル使用構築】氷爪アグロ・改【最高/最終98位 レート2075】 - にわかポケ勢のメモ帳
3桁順位を維持することは出来ていたが、その後特防に厚く振られたヘイラッシャに苦戦を強いられたり、雷撃の優勝者であるひだかドラピオンさんの構築にゴーストテラスアカツキガチグマが採用されていた影響か、オオニューラVSアカツキガチグマ対面でゴーストテラスを切られて即不利になってしまう試合が増え、思うような試合展開が出来なくなることが多くなってきたため構築を大幅に変えることを考えた。
②流行に合わせて、アカツキガチグマのテラスタイプを、ノーマル→ゴーストに変更。調整も丸パクり変更した。
③環境に増加しており、苦戦することが多かったHDヘイラッシャを自分でも試してみようと感じたため採用。
(アカツキガチグマとヘイラッシャは、こちらの記事を参考にさせて頂きました)
④チョッキ持ちや特防に厚いアカツキガチグマが体感増加しており、従来のハーブブリジュラスの通りがやや悪く感じたため、ミラーコートを採用+テラスタイプをゴーストに変更。③のヘイラッシャの詰ませ性能を考え、初手で数的優利を取りやすい型にした。
⑤レギュHの1シーズン目からずっと使用しており、有利な相手に対して殴り勝つ性能や上振れ性能も高い襷氷テラバ疾風返しオオニューラを引き続き採用。
⑥ラスト2枠は、25日辺りまでは見た目で圧をかけたり、構築全体のパワーを上げるためにカイリューとサーフゴーを採用していたが、2体ともあまり選出回数が多くなかったため、環境の多くのポケモンを等倍以上かつ高火力で殴ることが可能な地面テラス珠セグレイブと、ヘイラッシャによる詰ませが難しい場合の対面駒として、使い慣れているイダイトウ♂を採用。こうして構築が完成した。
コンセプト
・初手で数的有利を取ってからでの詰ませを狙う。
・詰ませるのが難しそうな相手に対しては対面選出で殴り勝つ。
・命中90未満の技は採用しない。
・単体の対面性能・匿名性が高いポケモンや、相手にテラスタルを強要させやすいポケモンを多く採用することで単純な力負けを減らす。
・本来不利な相性を奇襲によって覆しつつ数的有利を取り、いざという場面では追加効果による上振れも狙う。
個体紹介
ガチグマ(アカツキ)@とつげきチョッキ
テラスタイプ:ゴースト
特性:しんがん
性格:ひかえめ
実数値:197-x-140-204-110-57(素早さ個体値0)
努力値:H68 C244 D196
技:ブラッドムーン/テラバースト/だいちのちから/しんくうは
元々は前期までと同様ノーマルテラスの個体を使用していたが、終盤にゴーストテラスが急増しており、自分も試してみたところ想像以上に扱いやすかったため変更。初手のオオニューラや炎ケンタロス、いのちがけコノヨザル等通常では不利になる相手に対して、1ターンで大きなアドバンテージを得ることが出来る点がとても強力だった。
ただ、構築全体でゴースト技が一貫してしまう+安定する特殊受けを採用していなかったためサーフゴーに隙を見せてしまう試合がやや多かったのが反省点。
ブリジュラス@パワフルハーブ
テラスタイプ:ゴースト
特性:がんじょう
性格:おくびょう
実数値:165-x-151-177-85-150
努力値:B4 C252 S252
技:ラスターカノン/りゅうせいぐん/エレクトロビーム/ミラーコート
調整意図
CS:特化&最速
B:余り
前期は悪テラス&悪の波動を採用していたが、イエッサン+オオニューラが体感減っており、仮にマッチングした場合もガチグマや他のポケモンである程度対応出来るようになったため、ゴーストテラス+ミラーコート持ちに変更。多少不利な特殊アタッカー相手にも無理やり殴り勝つことができるため、とても扱いやすかった。
パワフルハーブブリジュラスは極力2体目以降に選出した方が強いポケモンであるとは思うが、初手に選出してもある程度殴り勝てるようにしたため、選出パターンの幅が広がって良かったように感じた。
最終日の夜に突然流星群を外す回数が増えたのだけが玉に瑕。
セグレイブ@いのちのたま
テラスタイプ:じめん
特性:ねつこうかん
性格:いじっぱり
実数値:191-216-112-x-106-139
努力値:H4 A252 S252
技:きょけんとつげき/つららおとし/じしん/こおりのつぶて
調整意図
AS:特化&準速
H:余り
環境ポケモンの多くに対して圧をかけることが出来るため最終盤に投入。最初は鉢巻で採用していたが、撃ち分けが出来ない点が窮屈に感じたため命の珠に変更。マスカーニャを氷の礫で高乱数で倒せたり、カイリューに対してテラスタルを強要させ、裏のポケモンで対処しやすくなる点が特に強力だと感じた。環境に特防振りのヘイラッシャやラウドボーンが増加していたため、削りを入れやすかったのも追い風。
ただ、私自身がレギュB以来あまりこのポケモンを使ったことが無く、今期も最終日間近にいきなり採用したためあまり信用して選出することができなかったのが良くなかったかもしれない。
ヘイラッシャ@たべのこし
テラスタイプ:はがね
特性:てんねん
性格:わんぱく
実数値:257-120-154-x-113-55
努力値:H252 B36 D220
技:ウェーブタックル/あくび/まもる/ねむる
詰ませ性能が非常に高い魚。途中までは地割れを採用したり、オボン持ちのAB振りの型を採用したりしていたが、最終的にはこれに落ちついた。型破り以外のアタッカーにどれだけ積まれても受け止められる点や、欠伸連打で流したり眠るで詰ませることが可能な点が非常に強力。
ただ、相手の持ち物や技が見えない時点で安易に投げると身代わりで不利になってしまったり、鉢巻や眼鏡の高火力で無理矢理突破されてしまうことがあるため、選出・立ち回り共に慎重に行わなければならないポケモンだと感じた。
イダイトウ(オス)@イバンのみ
テラスタイプ:ノーマル
特性:てきおうりょく
性格:いじっぱり
実数値:195-180-114-x-95-102
努力値:A252 B228 S28
技:ウェーブタックル/おはかまいり/アクアジェット/こらえる
調整意図
A:特化
S:遅めのカイリュー抜き
B:残り全て
いつもの魚。対サーフゴーやミミッキュ、イダイトウミラーを考えてノーマルテラスで採用したが、初手のガチグマやオオニューラにテラスを切ることが多かった関係で殆ど切らなかった。
電気・草タイプともに現環境で多く見かけるポケモンや技は限られてはいる(エレクトロビーム持ちのブリジュラスやマスカーニャくらい)が、火力に特化したアローラキュウコンのフリーズドライが一貫してしまったり、選出が窮屈になってしまうことが多々あったため、ヘイラッシャと同時採用したのは構築のバランス上あまり良くなかったかもしれない。
好きなポケモンであるため3シーズン連続で採用しているが、構築の空いている枠に安易に採用するのは良くない気がする…。
オオニューラ@きあいのタスキ
テラスタイプ:こおり
特性:どくしゅ
性格:ようき
実数値:155-182-80-x-101-189
努力値: A252 D4 S252
技:フェイタルクロー/インファイト/テラバースト/はやてがえし
調整意図
AS:特化&最速
D:余り
何故か3シーズン続投している襷枠。今期も初手ガブリアスを無償突破したり、先制技に対して疾風返しで奇襲をかけて数的有利を取れることは多かったが、セグレイブを採用したためか初手にガブリアスを選出される頻度が今までよりも体感下がり、ガチグマをゴーストテラスにした関係で、状況によってサーフゴーがかなり重くなってしまうことがあったため、技構成はもう少し考えるべきだったと感じた。また、構築経緯の項でも書いたが、ゴーストテラスガチグマが増えていたため有利対面に見えても安易にインファイトを押すことが出来ず、苦しい立ち回りを強いられる試合が前期までよりも増えた感は否めない。そろそろ今期は他の襷アタッカーを試すべきかもしれない。
選出パターン
or or ++
基本選出。スタン系マスカーニャ入りのスタン系にはセグレイブ、ガブリアスやアローラキュウコン入りにはオオニューラ、炎ケンタロスやオオニューラ入りにはガチグマを初手に投げることが多い。初手で数的有利を取り、2体目以降のポケモンを裏のヘイラッシャで受けながら詰みの状態に持っていくのが理想。
ブリジュラスの代わりに、セグレイブ・オオニューラ・ガチグマのうち、初手に出さなかったポケモンを裏から出すことも多かった。
or orから1〜2体+
対面選出。刺さっていそうなポケモンを3体投げてひたすら殴っていく。
通りが良さそうに見える相手に対しては、初手セグレイブから入ると体感相手にテラスを切らせやすい。
受け系統に対してはイダイトウを極力投げるようにしていた。
(あとは臨機応変に選出。イダイトウは初手に置かない。イダイトウとヘイラッシャの同時選出も極力避ける)
苦手な相手
サーフゴー@こだわりメガネ
ガチグマでテラスを切った後だとゴースト技が一貫してしまうため、状況によってはひたすらシャドーボールを押されているだけで圧をかけられてしまいやや厳しい。
アローラキュウコン@火力アップアイテム
フリーズドライやムーンフォースが一貫しやすい上にこちらのオオニューラ以外の全員より素早さが高いため、テンポを取られ続けてしまう。
キョジオーン
前期までは数が少なかったためあまり気にしていなかったが、終盤は若干増えており、安定して崩す手段に乏しかったため辛かった。
結果
メインロム TN:ブラック 最高111位 レート1998/最終554位 レート1887
サブロム TN:邪神アバター 最高最終234位 レート1945
(記念写真 みんなありがとう)
最後に
ここまで読んで頂きありがとうございました。
今期は全体的にレートがかなりデフレしていたり、なかなか良い構築が思い浮かばなかったものの、環境の流れに乗って終盤に採用したポケモンがいい感じに刺さってくれたこともあり、最終日に2000チャレンジのところまでは何度か来れました。しかしそこから1度も勝ち越すことが出来ず、6時くらいに連敗を重ねてメインロムが3桁後半から上がらなくなってしまったため、これ以上は厳しそうだと判断して撤退しました。
前期までと比べて試合数がかなり少なく、構築の完成度や練度も低い状態で潜っていたのが敗因だったように感じます。ちょっと慢心していたかもしれません…。
シーズン25は年始と被る関係で、最終日に休みを取れなさそうなので若干モチベーション的に怪しいですが、最後のレギュH環境となるので悔いが残らないよう真剣に向き合っていきたいと思います。
長くなりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。