にわかポケ勢のメモ帳

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【SVシーズン23シングル使用構築】氷爪アグロ・改【最高/最終98位 レート2075】

はじめに

アローラ( •̀ᴗ•́ )/
今回は、SVシーズン23のランクバトル シングルバトルで使用した構築を紹介します。
前期使用していた構築をベースに若干の改良を加えたものとなるため、やや簡潔な記事となってしまったかもしれませんが、久しぶりに良い結果を残すことが出来たため書いてみました。
良かったら見て頂けると嬉しいです。
↓こちらが使用した並びとなります。

※枠の都合により、レンタル削除しました。

構築経緯

今期の序盤は、今まで扱ったことのあまり無かったママンボウ+グライオン軸や、鬼火ウルガモスゴツゴツメットアーマーガア等のサイクル向きのポケモンを色々と試しながら潜っていた。しかし思うように勝てず、序盤とはいえ100戦潜って5桁から抜け出せなくなってしまうという事態に陥ってしまったため、そこからは前期と変わらず対面構築を使用することのみを考えることにした。
平日に潜れる時間が限られているため、短時間で順位を上げるために初手アタッカークエスパトラ軸の構築を試し、なんとか中盤に3桁帯辺りで戦えるようにはなってきたが、選出が固定されがちである点や特定の相手からのメタで崩壊しやすい点を危惧し、最終的には一応使い慣れており最終日に2桁チャレンジまで行けた前期の構築を、環境に合わせて微調整していく方向にしようと考えた。
※以下、前期の構築記事のリンクとなります。

schwarz5555.hatenablog.jp

微調整した点は以下の通り。(主に、途中まであまり勝率が良くなかったイエッサン軸構築や、鉢巻マスカーニャ入りのサイクルを重く見ていた)
アカツキガチグマ…そのままで十分強いと感じたため、前期から特に変更なし。
ブリジュラス&イダイトウ…イエッサンやクエスパトラ絡みの構築に負けてしまうことが度々あったため、2体ともテラスタイプを悪に変更。この2体はテラスタル無しでも対面性能が非常に高いため、見えないところからの奇襲で上記のポケモン達を返り討ちにし、即負けを防げるようにした。
コノヨザル…サイクル系の構築に対して初手出しする際に、一定数いた鉢巻マスカーニャのじゃれつくを受けてしまうと1ターンで試合が終了してしまう上、コノヨザルにテラスタルを切る動きがあまり強くないため、持ち物をオボンの実→ロゼルの実に変更し、極力1ターンでも長く行動できるようにした。
オオニューラ…相手の最速アローラキュウコンや準速マスカーニャに先制できるようにするため、準速→最速に変更。元々は地雷枠であり、型バレしてしまうと動きづらい印象があったためテラスタイプや技構成を変えようか悩んでいたが、意外と今期も終盤まで素直に動かせたのと、他にいい構成も特に思いつかなかったため性格以外は同一の個体を採用した。
ミミッキュカイリュー…前期は格闘テラスの最速珠ミミッキュを採用していたが、終盤辺りからややパワー不足を感じていた。ステラテラスや呪い持ち等も試したがいずれもしっくりこなかったため、思い切ってミミッキュを外し、型の匿名性や対面性能が雑に高く、技の擊ち分けも可能ないかさまダイスカイリューを採用。こうしてなんとか構築が完成した。

コンセプト

・対面で殴り勝つ。
・命中90未満の技は採用しない。
・単体の対面性能・匿名性が高く、相手にテラスタルを強要させやすいポケモンを多く採用することで、単純な力負けを減らす。
・本来不利な相性を奇襲によって覆しつつ数的有利を取り、いざという場面では追加効果による上振れも狙う。

個体紹介

ガチグマ(アカツキ)@とつげきチョッキ
テラスタイプ:ノーマル
特性:しんがん
性格:ひかえめ
実数値:213-x-141-198-86-86
努力値:H196 B4 C196 D4 S108
技:ブラッドムーン/だいちのちから/ハイパーボイス/しんくうは
前期と全く同じ個体を使用。今期は守る持ちのガチグマが若干増加しておりこちらのブラッドムーンを凌がれてしまうことが時々あったものの、それでもミラーで先制されることはあまり無かったため、多くの勝利に貢献してくれた。
相変わらず対面性能が高く、テラスタル込みでの圧倒的な破壊力のみによって有象無象を蹴散らすことが可能である点、全ての技が命中安定である点が偉すぎるし強すぎる。


ブリジュラス@パワフルハーブ
テラスタイプ
:あく
特性:がんじょう

性格:おくびょう
実数値:165-x-151-177-85-150
努力値:B4 C252 S252
技:ラスターカノン/りゅうせいぐん/エレクトロビーム/あくのはどう

調整意図
CS:特化&最速
B:余り
テラスタイプ以外は普通のパワフルハーブブリジュラス。通りが良さそうな相手に対し、主に2番手以降に選出。テラスタイプをステラ→悪に変更したことにより、イエッサン+オオニューラの並びに対してワイドフォースを無効化しつつノーダメージで突破し、裏のオオニューラを流星群やエレクトロビームで大きく削ることが出来る点が良かった。
また、ブリジュラスの悪テラスには以下のような利点がある。
ママンボウに対してエレクトロビームを撃つ際に、ミラーコートを警戒しなくて済む
・悪の波動の威力を上げることができ、エレクトロビームを撃った後にHP満タンのサーフゴーを死に出しされた場合でも、特攻1段階上昇+悪テラス+悪の波動で耐久無振りであれば一撃で倒すことができる+スカーフシャドーボールに対して耐性を得ることができる
・HPが少ない状況でも、マスカーニャの叩き落とすを耐えて返り討ちにできる可能性がある
(テラス権が残っている状況だと、よりメジャーな飛行テラスやゴーストテラスを警戒されて叩き落とすを撃たれる確率が体感高かったため、刺さる場面が中々多かった)
元々はイエッサンやクエスパトラへのピンポイント対策が目的の悪テラスでの採用だったが、このように意外と役立つ場面が多く、もっと使われてもいいのでは?と感じた。


カイリュー@いかさまダイス
テラスタイプ:はがね
特性:マルチスケイル
性格:いじっぱり
実数値:167-204-115-x-120-132
努力値:H4 A252 S252
技:スケイルショット/じしん/アイアンヘッド/アンコール
調整意図
AS:特化&準速
H:余り
前期のミミッキュの枠に代わりに投入した、SV環境最強のドラゴン。今回は主に初手要員として、対面性能が雑に高いスケイルショット+アンコール型を採用。サブウェポンはやや悩んだが、サーフゴーに技が通らないのは良くないと判断したため弱点を突ける地震と、ハバタクカミが不在ではあるがアローラキュウコンやフェアリーテラスを切ってくるポケモン等に刺さるアイアンヘッドを選択した。
持久力ブリジュラスやアーマーガアの存在によって選出しづらく感じる試合も正直少なくはなかったが、ブリジュラスが不在のスタン系構築や、砕ける鎧ソウブレイズ等の特定の低耐久ポケモンには滅法強いこともあり、出しどころを誤らなければかなり活躍してくれた。


イダイトウ(オス)@イバンのみ
テラスタイプ:あく
特性:てきおうりょく
性格:いじっぱり
実数値:195-180-114-x-95-102
努力値:A252 B228 S28
技:ウェーブタックル/おはかまいり/アクアジェット/こらえる
調整意図
A:特化
S:遅めのカイリュー抜き
B:残り全て
今まで幾度となく窮地を救ってくれた魚。ブリジュラスと同様、イエッサンやクエスパトラを対策するためにテラスタイプをフェアリー→悪に変更した。こちらは主に、シードオオニューラ入りのようなギミック系ではない、イエッサンがピンで採用されているサイクル構築やスタン系に対してテラスタルを切ることが多い。堪えるのおかげでサイコフィールドのターン数を稼ぐことも可能な点も偉かった。
イエッサン対策以外にも、サザンドラの悪の波動やオオニューラの地獄突き、シャドークロー等に耐性を得ることができるため、ブリジュラスと同様そこまでピンポイントにはならなかったように感じる。
受けループやママンボウ入りのサイクルには、後述のコノヨザルのステロと合わせてこのポケモンのお墓参りをいかに通せるかが肝となるため、それらの構築には積極的に選出していた。また、2桁チャレンジの試合では、起点を作られてからの自信過剰スカーフボーマンダに全抜きされそうになったところを堪える+イバン+お墓参りで返り討ちにして最後に決めてくれた。
本当にいつもありがとう。

コノヨザル@ロゼルのみ
テラスタイプ:ほのお
特性:やるき
性格:ようき
実数値:217-136-100-x-110-156
努力値: H252 A4 S252
技:ふんどのこぶし/ローキック/いのちがけ/ステルスロック
調整意図
HS:いのちがけの打点を伸ばすためHP最大&最速
A:余り
起点作り要員兼受け崩し。前期はオボンの実を持たせていたが、相手の鉢巻マスカーニャにじゃれつくを撃たれて即死してしまうと試合が終了してしまうため、ロゼルの実で耐えてからローキックで素早さを逆転することで、1ターンでも長く生存できるようにした。元々オボンで回復しても2耐えできる状況はそこまで多くなく、こういったポケモンは2回行動できる機会を増やした方が絶対に良いので正解だったように感じた。
受けループに対しては初手に出さず、敢えて2番手以降に出すことを意識していたが、そのおかげであまり警戒されずにヘイラッシャに命懸けを通せることが割と多かった気がする。

オオニューラ@きあいのタスキ
テラスタイプ:こおり
特性:どくしゅ
性格:ようき
実数値:155-182-80-x-101-189
努力値: A252 D4 S252
技:フェイタルクロー/インファイト/テラバースト/はやてがえし
調整意図
AS:特化&最速
D:余り
まさかの2シーズン連続での採用となった、ガブリアス+アローラキュウコン対策用の地雷枠。前期は火力を重視して意地っ張りの個体を使用していたが、相手の最速アローラキュウコンに上から壁を貼られたり、準速マスカーニャに削られるのが煩わしかったため最速に変更した。
正直型バレが不安ではあったが、フェイタルクローや毒菱といった他に警戒が必要な技があまりに多いためか、ガブリアスに対して素直にテラバーストを通せる試合が今期も終盤までかなり多かった。相変わらず刺さる相手にはやりたい放題してくれたので、使っていてとても楽しいポケモン

選出パターン

or ++
基本選出(体感1番勝率が高かったパターン)。コノヨザルでステロ展開→いのちがけで退場するか、オオニューラで雑に削り、残った相手をガチグマとブリジュラスで掃除する。

++

対受けループ選出。初手ガチグマで雑に削り、回復されそうなタイミングでコノヨザルに引いてステロ→命懸け。そこから再度ガチグマで削り、イダイトウを無理矢理通しに行く。
正直かなり雑な立ち回りではあるが、そこまで勝率は悪くなかった。

++
イエッサン絡みの構築を重く見た選出。初手に来た場合はカイリューのスケイルショットで突破し、ブリジュラスとイダイトウの行動保証を盾にしてそのまま押し切る。裏からイエッサンを出された場合は、ブリジュラス・イダイトウのいずれかで悪テラスを切って返り討ちにすることでそこそこ勝つことができた。
(あとは臨機応変に選出。イダイトウは初手に置かない)

苦手な相手

ドラパルト
型が非常に多く、読みづらい上に安定して戦えるポケモンがガチグマくらいしかいない。体感鉢巻のゴーストテラバーストの型が多かったため、コノヨザルでテラスを切るかガチグマに引いて対処していたが確実に対処出来るわけではないのでやや辛い。

格闘テラスサーフゴー@とつげきチョッキ
サーフゴーをガチグマとブリジュラスで見ていたため、そのどちらにも強めのこのサーフゴーがかなりキツかった。気合い玉を避けてくれないと厳しい。

コノヨザル@とつげきチョッキ
今回の構築での1番の天敵。ガチグマやブリジュラスによる特殊技のゴリ押しが通らず、フェイタルクローで眠らせることも不可能、カイリューでスケイルショットを撃つと憤怒の拳の威力が大幅に上がってしまうため本当にどうしようもない。
数がそこまで多いポケモンではなかったので正直切っていた。

結果

メインロム TN:ブラック 最高89位 レート2066/最終146位 レート2031

サブロム TN:邪神アバター 最高最終98位 レート2075


(記念写真 みんな本当にありがとう)

最後に

今期は序盤になかなか勝てなかったものの、そこから前期とほぼ同じ構築を使って1900辺りまではサクサク上げることができました。また最終日はレート1950辺りから2ROMで23時頃にスタートし、1時頃に片方を2000に乗せて2時にもう片方も2000に乗せた後、そこから両方少しずつ上げていく、という取り組み方をしていたため、比較的メンタルが安定した状態で取り組むことができたかな、と思っています。
その後は
ひたすら潜り続け、5時くらいにメインが次勝てば最終2桁安全圏というところまで来たのですが負けてしまい、残り時間も少ないし今期もここまでか…と正直諦めかけていました。しかしその後気分転換に200位くらいのサブロムで潜り続けたところ、8時頃にこちらも2桁チャレンジのところまで来ることができ、その試合で無事勝利して撤退しました。
寝る直前の時点で87位だったため、2桁に残れるかとても不安でしたがギリギリ滑り込むことができて本当によかったです…!
ですが、最終2桁や1桁、1位を安定して取っている強者の方々と比べると、環境に合わせて色々な系統の構築やポケモンを上手く使い分ける考察力や、プレイングで大きく差をつけられている点も多く、まだまだだなと感じることもかなりあります。
SV環境がいつまで続くかは不明ですが、これからも最高最終順位の更新を目指し、少しでも上位勢に追いつけるよう努めていければと思います。
また、11月は久しぶりのネット大会(スター団チャレンジ)も控えているので、そちらの方も頑張っていきたいところですね…。
長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂いた皆様、そしていつもX(旧Twitter)やMastodonで応援してくださる皆様本当にありがとうございます!
これからも引き続きよろしくお願いします。
それではまた。